”産後ずっとワンオペで体も心も休まらない”
”ちょっとでいいから育児から離れたい”
あなたの奥さん、口に出さないだけでこう思っているかもしれませんよ。
♥こんな人に読んでほしい
- 産後、妻がイライラすることが多くなった
- 子供を産んでから、妻との関わりが減った
- 何でもいいから妻のサポートがしたい
奥さんのイライラが増えたり、表情が暗く感じたり、関わりが減ったりするのは、口に出さないだけで
助けてほしいサイン
かもしれません。そんな奥さんを、側で見ているそこの旦那さん!この記事では、そんな旦那さんへの産後の上手なサポートの仕方を紹介します。
産後の女性は、体や気持ちの変化が著しく、色々なことに敏感になっています。いつも通りにやろうとすると、奥さんの逆鱗に触れたり、喧嘩になったりします。なので、どのように行動したらよいか、どのように言葉かけをすべきか、そういったところもアドバイスしていきます。
「そんなに気を遣わなきゃならないの?」って思うかもしれませんが、
はい、気を遣ってください。
それだけ出産というのは女性の体に負担がかかります。また、産後の生活がその先の奥さんの気持ちにも影響してきます。そこから起こる、気持ちの落ち込みに気づかずに過ごして、産後うつになっていたという場合もあるんです。そこから夫婦関係が崩れて、離婚までいくという可能性もあります。
産後の旦那さんのサポートは、とっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっても重要です。「うちの妻は大丈夫」じゃなく、自分事として捉えてください。
また、旦那さんがなかなかサポートしてくれなくて困っているという方も、私の主観的な部分もありますが、この記事を共有するなどして話し合っても良いかもしれません。
産後の女性の体や気持ちの変化、サポートする上での心構えは、下の記事を参考にしてみてください↓
旦那育ての記事はこちら↓
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1.休みの日にできることをやる
仕事が休みの日は、誰だって休みたいですよね。もちろん、体を休めることは大切です。でも、その中で
奥さんの立場になった時に、自分だったら旦那さんに何をしてほしいか
考えてみてください。
一日中子供と一緒、3~4時間置きに授乳・おむつ替え、子供が泣いたらあやす、体の不調を抱えながらの家事育児、夜も子供のサイクルに合わせて起きてお世話。こういう生活を想像してください。何をサポートしてほしいか、自然に思い浮かびませんか?
①料理の作り置き
休みの日に料理をする旦那さんはたくさんいると思います。でも、自分が仕事の日の奥さんの食事まで考えてますか?「家にいるんだから何か作れるでしょ」なんて思ってませんか?そんな考えは今すぐ捨ててください。
『家にいるから家事ができる』という当たり前ができない
から落ち込むし、それが奥さんの気持ちに大きく影響するんです。だ・か・ら!!旦那さんのサポートが必要なんです。
♥思いやりポイント
- 夕食を少し多めに作って、次の日の昼食に奥さんが困らないようにしておく
- 自分がお弁当を持って行くとしたら、その分は自分で作る
- そもそも料理が苦手だという人は、野菜を切ったり、洗い物をしたり、できることを見つける
旦那さんが毎日3食ご飯の準備をしろと言ってるわけではありません。奥さんもそんなことは思ってないはずです。なので、自分ができる範囲のサポートをしてください。休みの日なのに、自分の体を休める時間を削ってまで何かしてくれたということが、奥さんの気持ちを軽くさせます。
実は作り置きをしておいてくれたというだけで、会話はしてないんですが、コミュニケーションになるんです。その思いが奥さんに伝わります。普段忙しくて会話ができてないという方は、そういった方法もあることを覚えておいてください。
コミュニケーション不足やマンネリ化の原因はこちら↓
②日用品などの買い出し
これはとっても助かります。なぜかというと
新生児期は外出ができないから
です。新生児期を過ぎれば外出できると思うかもしれませんが、感染面のことを考えると近くのスーパーでさえも、ちょっと気が引けるという人もいます。子供がもう少し大きくなるまでは、遠出も避ける人も多いです。家庭の事情で色々だと思いますが。
ただ、どんな事情を抱えていても、外出できない奥さんからすると
毎日の生活に必要なものが常に家にあるということは、とても安心
なんです。
♥思いやりポイント
- 奥さん任せにせず、何が必要か自分で確認する
- 自分で確認したもの以外に、必要なものを奥さんに聞く
- ”めんどくさい”や”ちょっと嫌だな”と思っても、それを表に出さない
ポイントは
自分で考えて自分で動く
ということです。わからないものは奥さんに聞いてください。でも何も確認せずに「何買ってくればいいの?」は、奥さんからしたら無責任だなと思ってしまいます。
いつもは仕事で家にいないとはいえ、自分もその家で生活してるんですよね?だったら最低限、自分が使ってるものは何が必要かわかるはずです。
もちろんネットで買ってもいいと思います。でも『今必要!』というものは、積極的に旦那さんがやってくれると嬉しいです。奥さんにとっては、
パートナーが自分のために動いてくれているということは、日用品などの物質的な部分だけではなく気持ち的な面でも安心するからです。
2.やり過ぎは禁物
「やれって言ってるのに、やり過ぎるなって、どっちなんだよ!!」
と思ってる旦那さんもいるかもしれませんねwわがままで本当にすみません…。でも、何度も言うようですが、産後のホルモンバランスの変化で、いつもは気にならないことが気になったりしてしまいます。
①常に奥さん目線で
なぜか?それは、旦那にすら子供を抱かせたくないという人も実際にいるんです。しつこいようですが、ホルモンバランスが変化したせいです。家事においては結構ガツガツ動いて構わないと思うんですが、育児については要注意です。
♥思いやりポイント
- 自分が育児してる時の、奥さんの態度を見る
- どうしたらいいかわからない時には、奥さんに直接聞くのが一番
旦那に子供を抱いてほしくないのに、それを言うと旦那が傷付くと思って、言えずにいる人が中にはいます。無理に子供を奪い取るのではなく、そういった時期が過ぎ去るのを待ちましょう。また、奥さんに直接「そういう人も中にはいるみたいだけど、気持ち的にはどうかな?」と聞くのが、対処法としては一番いいと思います。
②動けてしまうかもしれないけど、それを封印して
奥さんの体を気遣い過ぎて、奥さんが余裕な時にまで子供のお世話をしようとしていませんか?
それ、逆効果です。
♥思いやりポイント
- 産んだのは奥さん。それを尊重して。
- 奥さんと子供のつながりを全部奪うことがないように
旦那さんがテキパキと育児をやったりすると、「この子にとって自分はいらないんじゃ…」と考える人も中にはいます。
それが、奥さんの気持ちの落ち込みにつながったりするんです。
産後すぐ育児がサポートできることは、旦那さんとして素晴らしいと思います。でも、やり過ぎには注意しましょう。お互い嫌な思いをすることがないように、産後すぐは、○時~○時はどちらが育児をするなど、時間で決めてしまってもいいかもしれません。
育児というのは、夫婦の関係に大きく関わってきます。それは別の記事で書いてますので、そちらも合わせて読んでみてください↓
3.伝え方の工夫を
産後の奥さんへの言葉遣いや、言葉のチョイスにはいつも以上に注意してください。なぜかは、もう言わなくてもわかりますねw
①何かを聞くとき
♥思いやりポイント
【やることがわからなかったら】
×何をしたらいい?
○今やってほしいことは何?
【育児について】
×これはどうやるの?
○このやり方で勉強したんだけど、合ってるかな?
産後は、言い方一つで傷付いたり、イライラしたりします。何の家事をすればいいかわからない時には「そんなの今の状況見ればわかるでしょ?」となり、育児のやり方がわからないなどは「なんで勉強してないの?」となります。それが産後の状態です。そういうもんだと思ってください。ポイントは常に
”産後の体や気持ちを気遣ってる”
という意味合いの言い方で、伝えましょう。
②”ありがとう”と”ごめんね”
産後でなくても、この言葉は重要です。”親しき仲にも礼儀あり”ではないですが”親しき仲こそ礼儀あり”だと思っています。
♥思いやりポイント
- 感謝した時には、恥を捨てて”ありがとう”を伝えよう
- 悪いなと思った時には、プライドを捨てて”ごめんね”を伝えよう
この言葉って、素直に伝えられてる人いますか?私としては、両方とも、ためらうことなく伝えるべき言葉だと思います。
伝えることに、”恥ずかしい”や”こんなことで謝ったらプライドが…”と考える人もいますが
子供が産まれた今、そこに恥やプライドって必要ですか?
その恥やプライドのために、奥さんの精神が崩壊するくらいだったら、そんなもんは捨てて、どんどん自分の気持ちを伝えて、奥さんの気持ちを楽にしてあげてください。
旦那さんからの感謝の気持ちや、悪いなっていう気持ちがはっきりわかることで、奥さんは救われる部分もあります。
それが夫婦の感情を復活させる原因にもなり得ます。関連記事はこちらから↓
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4.時間を作る
産後は特に時間の感覚がありません。昼も夜も関係なく、睡魔に襲われたって容赦なく、子供のお世話をしなければいけないからです。だから、時間が大切になってきます。
①奥さん一人の時間
これ、とても大切です。私としては、産後に必要なことの中で、一番大切なんじゃないかと思います。
奥さんは家で常に子供と二人でいます。これってどういうことかわかりますか?
まともに会話できる相手がいない
んです。「子供と一緒にいられるから幸せでしょ?」って思ってません?確かに幸せなのは幸せです。でも
”誰とも話せない孤独”がずっと続くと、寂しさが幸せを上回る
んですよ。これ、わかってない旦那さん、多いと思います。旦那さんを責めるわけではありません。その人の立場にならないと、わからないこともあります。でもほとんどの奥さんは、これを感じているということを覚えておいてください。
♥思いやりポイント
- 一人でゆっくりお風呂に入る時間を作ってあげる
- 夜中の子供のお世話を任せてもらって、奥さんにゆっくり寝てもらう
旦那さんにできる範囲で構いません。奥さんの一人の時間を作ってあげてください。日常的にできることでいいです。上記した思いやりポイントのことをしてもらうだけで、ものすごくありがたいです。これがあるかないかで、産後の気持ちの保ち方だけでなく、旦那への感謝の気持ちなども変わってくると思います。
家庭によって事情は様々なので、上記のこと以外のことでも全く問題ないです。要は
奥さんだけの時間を作って、育児から少し離れてもらう
ということが大切です。
②夫婦の時間も大切に
産後は、夫婦二人の時間を取ってる暇すらありません。それ以外のことをこなすことで精一杯になるからです。だからこそ、夫婦の時間を大切にしてほしいです。
♥思いやりポイント
- 子供を抱っこしながらでも何しながらでもいいから、奥さんとコミュニケーションする
- 仕事の愚痴はぜっっっっっっっっっっっっっっっっったいに言わない
①で言ったように、奥さんって家で孤独なんです。なので、旦那さんが帰ってくると口数が多くなるんですよ。話せる人がやっと帰ってきたってw実際に私がそうでした。マシンガントークになるので、”話すのがめんどくさい”と感じる人もいるかもしれませんが、受け止めてあげてください。
ただ、仕事の愚痴は言わないでください。奥さんは旦那さんが毎日仕事を頑張ってきてくれているのをわかっています。わかっているけど
奥さんも家で一人で育児を頑張っている
んです。「仕事疲れた」や「今日さ、仕事でこういうことあってさ。本当に嫌になっちゃうよ」などの会話は求めてません。
「それより子供のこと気にならないの?」 「今日はどうだったとかそういう言葉出ない?」
仕事の話をし始めると、奥さんの頭の中はそういう思いでいっぱいになってます。
”子供がかわいい、幸せ”だけで済まないのが育児です。
大変なことを大切な人と分かち合うのが育児
なんです。それができないと、自分の存在意義まで否定したくなります。コミュニケーションの中でも、何を話したいかをよく考えて、奥さんと過ごせる話せる時間を大切にしてください。
5.義両親の過干渉のストッパーになる
”自分の妻は、自分の両親とうまくやれてる”
そう思うのは構いません。でも正直、その思いを、産後の奥さんに押し付けないでほしいです。
①産後の「会いたい」攻撃をかわす
これも人によって違うと思いますが、旦那と同じように義母(旦那さんのお母さん)に子供を抱かれることを異様に嫌がる人もいます。ガルガル期と言われるものですね。
”自分の子供を守らなきゃ”というセンサーが敏感に反応する
んです。これも、そういった時期が終わるのを待つしかないんですが、この時期の環境が悪いと、その時期を過ぎても義母への嫌悪感が残ったままになってしまいます。
♥思いやりポイント
- 奥さんと義母との連絡は旦那さん経由で
- 奥さんと子供の体調や気持ちを第一に考えて
子供が産まれて、義両親(旦那さんの両親)が喜んでくれるのはいいんです。でも、義両親から奥さんに連絡が来るのは、はっきり言って奥さんの負担でしかありません。それが頻繁なようだったら、なおさらです。なぜ負担なのか、もうわかりますよね。義両親との連絡は旦那さんが取るようにしてください。
でも自分が連絡を取ってるからと言って、奥さんが退院後すぐ、義両親を招いたりするのは違いますよね。
そういう時って誰が義両親をもてなしますか?奥さんじゃないですか?まさか、奥さんに確認せず、義両親に勝手に「来ていいよ」なんて言ってませんか?勝手に義両親を家に来させて、それでそれをもてなすのは奥さんじゃないですか?
産後大切にするのは、義両親じゃないんですよ。奥さんの体と気持ちです。
はっきり言います。産後すぐの義両親の訪問は断ってください。奥さんがいいと言っても断ってください。そんなの旦那さんと義両親に気を遣って「いいよ」と言ってるようなもんです。産後すぐはまず、奥さんが何にも気を遣わず少しでも安らげる環境作りに専念してください。
産後の義両親との関わりというのは、その後の夫婦関係を左右する大事な部分です。孫フィーバーで、嬉しくて暴走してしまう義両親も中にはいます。なので、旦那さんがしっかりストッパーになってください。私のように、義母との関わりで苦しむ女性を少しでも減らしたいです。
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②子供の行事は夫婦で決めて
産まれた後にはイベントもありますよね。お宮参りやお食い初め。嬉しいイベントがたくさん待ってます。
そういった日程って誰が決めてますか?もしかして義両親が決めてませんよね?
確認します。誰の子供ですか?
❤思いやりポイント
- ”産まれてから〇日にやる”という慣習に囚われず、あくまでも奥さんと子供の体調優先で(例、お宮参りの時期が真夏⇒スタジオで写真だけとって、お参り自体は秋にずらす)
- 義両親の都合より、自分たちの都合で決めて
お宮参りって、義母が子供を抱く慣習ですよね。あれを嫌がる女性、多いんですよ。ガルガル期が影響している場合もあるんですが、それまでの義母との関わり方によるものの方が大きい気がします。産前になにか嫌なことを言われた、産後すぐ会いに来られた…そういうことが重なって、ガルガル期とか関係なく義母を嫌がる人が多いです。あれですね。
”産前産後の恨みは一生”
っていうやつです。下手したら旦那さんもこう思われる可能性があります。何度でも言いますが
大切なのは、奥さんの体と気持ち
です。これほど何度も言うくらい、産後は色々なことにおいて、その後の人生を左右する要因があります。まずは奥さんとよく話し合って、子供や奥さんの負担が少ないような日取りで決めてください。
6.まとめ
ここまで読んでいただいた方は「こんなに気を遣ってやることがあるの?」と思っているかもしれません。もう一度言います。
はい、気を遣ってください。
旦那さんを嫌われ者にしたいわけでもないし、義両親との仲を悪くさせたいわけでもありません。むしろ、関係を良くさせたい、良いまま保ってほしいと思って、この記事を書いてます。ただ、産後は
それだけの覚悟と責任を持って、奥さんをサポートするもの
だと思っています。
第一章~第五章までのことは、それこそ人によって違います。ほとんど何も気にならないという人もいれば、何にでも異常に敏感になってしまう人もいます。大切なことは
常に奥さんを思いやって過ごす
ということです。しつこいようですが、産後の奥さんへの対応の仕方が、今後の夫婦関係に大きく影響していきます。
大切な人と、そのお子さんと、幸せな時間を少しでも多く過ごせることを願っています。
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