「退院してきて家にいるのに家事をさぼってる」
「自分(旦那)のことをほったらかしで、子供のことばかりで、変わってしまったな…」
「子供を産んで幸せなはずなのに、なんでいつも暗い表情してるんだろう?」
なんて思ってる人いませんか?
はっきり言います。
産後の妻をサポートするのは、旦那の役目
です。
♥こんな人に読んでほしい
- 産後の生活が大変になるのはわかってる。どのような心構えで臨んだらよいか。
- 産後の妻の状況をどう受け止めたらよいかわからない。
- 育児休暇取ったけど…妻に言われて渋々取ったからな…
この記事は、そんな旦那さんに向けた記事です。出産は人生の中でも一大イベントです。それだけ女性の体に負担もあるし、体や気持ちに色々な変化もあります。それによって、産後の生活がより大変に感じられるんです。そんな奥さんにどう接したら良いか、どのような心構えで産後の生活をサポートしたらよいかを紹介していきます。
奥さん側も読んでいただいて、夫婦で共有してくださると嬉しいです。旦那育ての記事も別で書いてますので、よかったら参考にしてください↓
記事の冒頭のように考えている人は、まずこちらの記事から読んでみてください↓
産後のサポート術はこちら↓
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1.産後の夫婦関係を悪化させないための夫の心構え
女性の体は
体も心も、産前、もっと言うと妊娠前とは全く違うものになってます。
もう一度言います。「自分の子供を産めたんだから幸せでしょ?」「産んで退院してきたから家事できるよね?」じゃないんです。このことを理解していただいて、次の心構えを読んでほしいと思います。
(1)育児は”やる”もの
育児は”協力するもの”でもなく、”手伝うもの”でもなく、”参加するもの”でもなく
”やる”もの
なんです。いまだに補助要員感覚が抜けてない人がいます。そんな人に言いたいんですが
誰の子供ですか?
自分は出産してないから他人事になっていませんか?
確かに父親は、お腹にいる感覚を味わえないので、父性が芽生えてくるのが遅いといいますよね。でもそれを言い訳にしないでください。
♥産後すぐに育児をやれるようにするには
- 育児の知識を学ぶ
- 両親学級などに参加する
- どうやって育児を進めていくか、奥さんと話し合う
妊娠出産と育児は、夫婦間の感情と深い関わりがあります。そちらも合わせて読んでみてください↓
①まずは勉強
とにかく本でもなんでもいいので、勉強してください。おむつの替え方、ミルクのあげ方、沐浴の仕方…ネットでも色々出てくるので、とりあえず学びましょう。
自治体によって違うと思いますが、もし両親学級などがあれば参加しましょう。私は一人目を産む前に、旦那と一緒に参加しましたが、産後すぐ育児ができるような、実践的な知識はそこで学べたので、参加してよかったと思ってます。
とりあえず知識を頭に入れましょう。これが後々効いてきます。
②やり方の共有
ただ、学ぶだけではダメなんです。奥さんは産院で、おむつの替え方など教えてもらってきます。奥さんにとっては
そこで教えてもらったやり方が、最新情報であり正義
になっている部分もあります。その最新情報を共有してください。旦那さんからすれば「せっかく勉強したのに」と思うかもしれません。でも、退院してきて、お互いの育児の仕方が違うからという理由で喧嘩になる時もあるんです。第2章で述べたように、産後は奥さんはそれだけ敏感です。だから
「どうやるの?」
ではなく
「こういう風にやるって勉強したんだけど、合ってるかな?産院で教えてもらったやり方教えてもらっていい?」
というように、”自分は勉強しましたよ”アピールをしてください。これです。先ほど言った、知識を頭に入れるということがここで効いてくるわけです。もちろん、アピールだけではなくしっかりと勉強してほしいですが。ただ、両方とも同じようにやり方を聞く言い方ですが、言い方一つで奥さんの機嫌や、旦那さんへの印象が違ってきます。
③話し合いが大切
育児のやり方を、いかに夫婦で共有できるか
これってとても大切なんです。
やり方が違うと、それがずっと衝突の種になります。また「違うって言うなら、あなたがやってよ!」となすり付けに発展してしまうんですね。酷いと子供が大きくなっても続きます。子供の前でこんな喧嘩したくないですよね…。
ありきたりかもしれませんが
話し合うってどんなことにおいても重要
なんですよ。産後、奥さんが色々なことに敏感で、何か言ったら突き放されるかも…と思ってる旦那さんもいるかもしれませんが、きちんと自分の気持ちを伝えてください。『ビクビクしながら話しかけてる』や、『話しかけるの遠慮してるな』という気持ちは、奥さんはわかります。自分の子供なんですから、自分の育児への考えがあって当然です。後々の夫婦関係の”しこり”になるようだったら、今きちんと話し合うべきです。
話し合いの大切さは、別の記事でも書いてますので、そちらも参考にしてください↓
(2)家事は旦那さんが全部やる勢いで
今は育児休暇を取得する旦那さんも増えてきましたね。でも仕事の都合で、無理だという方もいると思います。それは十分承知です。
ただ、自分の時間の許す限り
家事は全部やる勢い
で奥さんをサポートしてください。
♥全部やる勢いの大切さの理由
- 奥さんは思ってる以上に旦那さんを見ている
- ”産前産後の恨みは一生”
- 今後の夫婦生活への活用
①観察されています
奥さんは思ってる以上に、旦那さんを見てます。自分の体を思うように動かせない産後、どこまでやってくれるか、やろうとしてくれるか、自分に寄り添おうとしてくれるか。私も産後、ものすごく旦那を観察してた記憶があります。今記事を書きながら、なんでだろう?と振り返っているのですが、それは
子供を産んだことで、自分のパートナーが一緒にやっていける人か、本能的な感覚が働く
のではないかと感じました。理屈とかで説明できるものではなく、生きていくためのセンサーが反応しているんじゃないかと思います。
②”産前産後の恨みは一生”というのは本当
産前産後、旦那さんが寄り添ってくれたことは、はっきりと覚えているものです。でも
旦那のちょっとした言葉に傷付いたこと、された嫌なことは、それ以上に、はっっっっっっっっっっっっきりと覚えています。
♥どっちが恨まれるでしょうか?
【仕事から帰ってきて散らかった部屋を見て「なんで家事できてないの?」って言いながらソファーに座って携帯いじり出す】
【帰ってきて「お疲れ様。あとはゆっくりしててね。」と声をかけ、奥さんが手が回らなかった家事を颯爽とやる】
答えは言わなくてもわかりますよね?
旦那さんも疲れてるのはわかるんです。家族のために働いてきてくれてるのも重々承知です。でも奥さんからすると、仕事とはいえ”外に出られる”、”自分の都合で動ける”、”まともな大人と話せる”のがうらやましいんです。そんな思いを抱く奥さんの元に帰ってくるなり、家の大変だったことも知らないような顔して、ソファーにドスン!と座って携帯いじられると、そりゃ恨みたくなりますよね…。
また、産前産後、義母にされたことがずっと忘れられないという方もいます。義母関連の記事は、こちらをご覧ください↓
愛され夫になるためのポイントはこちら↓
③自分が背負える辛さは背負う
男性は出産は経験できません。なので、この産後の精神状態の辛さもわかりません。だからこそ
精神状態以外の他の辛い部分は、旦那さんが背負ってください。それが夫婦だと思います。
もちろん、家事を全部やる時間なんてないですし、仕事をしている人はそんなの無理だと思います。奥さんもそのことは十分わかっていると思います。
少しでもやる、やろうとする姿勢
が大切なんです。それが、産後すぐの生活だけでなく、それ以降の夫婦関係をより良く保てる秘訣なのかなと思います。
(3)今までより”時間”を大切に
産後はとりあえず
時間がありません。
「一日24時間にしたのは誰だ」っていつも思ってました。
①私の3人目産後すぐのタイムスケジュール
5:00 朝ーの授乳・おむつ替え・寝かせる
6:00 洗濯機をかける、家族のご飯作り
6:30 みんなでご飯
7:00~ 子供達の朝の準備、長男見送り、次男幼稚園へ(旦那が送る)
9:00 授乳・おむつ替え、旦那出勤
9:30~ 洗濯物を干す、掃除、
10:30 散歩(外に出られる月齢になってから)
11:00 朝の食器の片付け、夕飯の下ごしらえ
12:30 昼食
13:00 授乳・おむつ替え・一緒に昼寝
15:00 次男迎え、長男帰宅
16:00 夕飯の準備、長男の宿題を見る
17:00 授乳・おむつ替え
18:00 沐浴
18:30 長男次男と夕食
19:30 長男次男とお風呂
20:00 寝る前の最後の授乳、おむつ替え、旦那帰宅
21:00 長男次男寝かしつけ
22:00 就寝
(20:00~5:00までは3~4時間毎に授乳・おむつ替え・寝かせるのサイクルを繰り返します)
めちゃくちゃスムーズじゃんと思いましたか?これはスムーズに行ったときの例です。それにこれを『会陰切開した痛み』や『恥骨の痛み』などを抱えてやってるので、行動全部が時間がかかります。
②タイムスケジュールから分かること
気づきましたか?私一人の自由時間と夫婦の時間がないんですよ。
家事をやってる最中に泣かれればあやすし、抱っこも長時間するし。家事がスムーズにいったことなんてほとんどありません。自分の昼寝の時間もほぼないです。グッスリ寝てくれれば最高ですが、授乳・おむつ替えが終わってもなぜか泣く。ずっと抱っこして、いつの間にか「そろそろ次の授乳の時間だ…」なんてしょっちゅうでした。上の画像のように、洗い物が溜まっているなんて日常茶飯事です。
それに常に寝不足で、旦那が帰ってきても話す時間もなくすぐ寝てしまう。夜中も定期的に起きて子供のお世話。朝も子供達のお世話。子供たちのことをしてたら、旦那の出勤の時間。こんな生活が当たり前でした。
③外に出て仕事ができていることに感謝して
毎日仕事をして、大変なのはわかります。でも(2)でも書いたように、ずっと家にいて家事育児をしている奥さんからすると、仕事であろうと外に出られる旦那さんが羨ましいんです。子供の泣き声ばかり聞いてる生活だと本当に気が狂います。
奥さん自身の時間や夫婦二人の時間も大切ですが、私は、
旦那さんが外に出られて、仕事であろうと自分の体の自由がきいて動ける時間
を大切にしてほしいと感じました。そういった時間を大切にできれば、
家にいて家事育児を頑張ってくれる奥さんに自然と感謝できませんか?
いつもよりちょっと早く起きて、早く帰ってきて子供と触れ合おうとか、家事やろうとか思いませんか?
子供が産まれたばかりでも、旦那さんがいつもと変わらず仕事できるのは、間違いなく奥さんのおかげです。
時間を大切にするだけでなく、しっかり感謝の気持ちを伝えましょう。
一人時間、夫婦の時間の大切さは、別の記事で書いてますので、そちらもご覧ください↓
2.新しい命を育てる責任感を
産後すぐの奥さんからすると、旦那さんにできることは全てやってほしいんですよ。旦那さんからすれば、仕事が大変でできることは限られてるんです。
でもその思いって、どちらかが悪いとかではなく当たり前のことですよね?
それをお互いにわかってるはずですし、家事育児もどちらかが全部やるというのは無理があります(家事は旦那さんが全部やる勢いでって言ったくせにw)。でも、産後は特にそういう気持ちがお互い強くなります。当たり前だし仕方のないこととわかってるのに、子供が産まれたことで相手への期待がさらに強まります。だから衝突するんです。
なので、『これはやってほしい』『これだったらできる』ということを
伝え合うこと
が必要なのかなと思います。自分の頭の中だけで解決しないで、それを相手に伝えるということで、誤解にならずに解決できます。
また、それ以上に
新しい命を授かったという責任
を持って、奥さんとお子さんを大事にしていってください。その気持ちがあれば、この記事で述べた心構えも自然に備わってくると思います。幸せなご家庭が築けることを、心から祈っています。
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