パートナーと結婚した理由は何ですか?
大元の理由って、”好き”っていう気持ちがあったからですよね。そもそもその気持ちがないと、結婚したいとは思わないはずです。
なので、どんな夫婦でも
相手の事が好き⇒夫婦円満でいたい
という気持ちがあるはずです。この記事では、私自身の経験から、夫婦円満の本来の意味を考えていきます。
♥こんな人に読んでほしい
- 同じ世代のアラフォーの方
- 新婚の方
- 夫婦関係をもっと良くしたいと思いつつ、その方法がわからない方
私は今年で結婚16年目になりました。そしてタイトルの考えに辿り着くまで15年かかりました。気づくまで遅すぎたかもしれませんが、それだけ色々なことがあり、それを乗り越えようとしてきたからだと、今となっては思います。
みなさんの本来の夫婦円満につながると嬉しいです。
夫婦円満法を他の記事でも書いてますので、そちらも合わせてご覧ください↓
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1.夫婦円満の本来の意味
(1)言葉通りの意味で捉えると
「夫婦円満」と聞くと、どのような関係を思い浮かべますか?
- 喧嘩が全くない
- お互いイライラすることがない
- 直してほしい所がない
- 毎日ストレスフリー
円満って”円が満ちる”って書きますよね。その言葉からなんとなく、上記のような関係性を思い浮かべる人が多いと思います。一緒に生活していて全く嫌なことがない、夫婦間の問題も全くないという状態です。
(2)本来の”夫婦円満”の意味を考える
現在の自分たち夫婦を見て、上記のような関係性を築くのって可能ですか?ほとんどの夫婦は無理なんですよね。
だって、夫婦って全くの他人じゃないですか。大切に思う存在であっても、家族ではあっても、パートナーは自分とは別の人です。その二人が一緒に生活するということは、どこかで合わない部分が必ず出てくるはずなんです。
その合わない部分、欠けた部分に落ち込んだり、埋めようとするのではなく
「認め合う」こと
こそが、本来の夫婦の在り方です。
欠けた部分を埋めようとすると、必ずどこかに歪みが出てきますし、それが他の欠けた部分をより欠けさせることになります。
欠けた部分を埋めて綺麗なまん丸にするというより、
欠ける深さを少なくして、綺麗なまん丸に”見せる”ということが大切だと思います。
イメージとしてはこれです↓
これはある習熟度評価です。画像では項目は6つで六角形ですが、これって、項目が多ければ多いほど、綺麗な円に見えますよね。ただ、全部の項目が完璧だったらそうなりますが、上記したように、ほとんどの夫婦はそうなることはなかなか難しいです。どこかが欠けてくると思います。だから
数項目が少し欠けていることは想定内。それを受け入れること。他の良い部分を維持すること。他の欠けている部分を深掘りしないこと。それでより綺麗な円に”近づけていく”こと。
で円満な夫婦関係が保てるのではないかと思います。欠けている部分が深ければ深いほど、そこが目立ちますし、綺麗なまん丸から遠ざかることになります。
大切だからもう一度言いますが、
綺麗なまん丸に”すること”ではなく”見せること”
が夫婦円満の秘訣だと言えます。
2.夫婦でも他人
(1)パートナーであっても相手は自分とは別人格
夫婦だから、お互い助け合うことは大切です。でも
相手の人格を補うことはできません
例えば、できるんだけど、やる時間がないなどのことは、もう一人が自分のできる範囲でやれますよね。ただ、少し極端かもしれないですが
”家事は女性がやるもの”
や
”男性は仕事さえしていればいい”
などという考え方をひっくり返そうと思っても、けっこう難しいです。
植物に例えると、表に出ている葉や花の部分を剪定するのって、そんなに難しくないと思います。それによって植物が枯れたりすることはないですし、やり方によってはより綺麗に見えますよね。でも、その葉や花に栄養を与えるための大元になるのは、根っこの部分です。それって見えない部分ですし、変えることは不可能です。違う場所に植え替えれば、より強固なものになったりするかもしれませんが、そういった方法でない限り根っこを変えることはできません。
上辺の感覚や考え方を変えて、よりよいものにはできる。でも根本にある”自分を創り上げている信念”みたいなものは、違う立場や環境にならない限り変えることはできない。
こういうことです。
(2)違う人格を否定するのではなく受け入れて
今まで自分の人生を生きてきたのは、まさしく自分ですよね。それで幼少期を過ごし、青春時代を過ごし、恋愛をして、パートナーと結婚するわけです。結婚までの自分の人格を作り上げてきたのは、今までの自分の生活や環境が要因です。なので、結婚する時には自分の中の正義というのが、ある程度作り上げられていると思うんです。だから、自分とは違う当たり前や、考え方を持った人には、夫婦でなくても違和感を持つんです。違和感を持つことが悪いことではありません。ただ、
違和感から生まれる嫌悪感や、相手への否定は、なるべく持つべきではありません。
「なんでこんなこともできないの?」 「これって当たり前だよね?」
と思う気持ちも、十分わかります。私もそういった思いを、数え切れないほどしてきました。でも、それをまずグッと堪えて、違う見方をしてください。肯定してと言っても、難しいこともあると思いますが、肯定できなければ譲ったり妥協するだけでいいです。このように言う理由は
- 今問題としている意外のことでさらに問題が起きるのを防ぐため
- 自分のメンタルを追い詰めないため
です。
夫婦間の感情を保つためには、旦那育ても重要と考えています。旦那育てに関する記事はこちら↓
3.私の経験談から言える根拠
(1)経験談
結婚当初の話です。
♥その時の状況
旦那…23歳・会社員・亭主関白の家庭で育つ
私…23歳・パート・男性が、気づいたら家事をやるような家庭で育つ
アパート住まい、同棲なしで入籍を機に一緒に暮らすことになる
私の旦那は結婚当初、自分の食べた料理の皿すら下げられない、洗濯機の使い方すらわからない、生活力皆無の人でした。それを見た私は呆然。なぜかというと、私の父や弟はいわゆる
自分のことは自分でやる
タイプの人間だったからです。私はそれが当たり前で育ってきたので、ここで、育った環境の違いによるカルチャーショックが発生がしてしまったわけですw
結婚当初にそれが発覚してからも、しばらく様子を見ていました。でも一向に家事をやる気配がない。「できることでいいから家事をやってほしい」とお願いし、やり方を教えても、結局しばらくするとやらなくなる。それが続いて、だんだんとグチグチと言うようになりました。
でも、グチグチ言うと旦那も反発するようになり、私も嫌な思いをし、結局
”欠けた部分はますます欠ける”
ことになってしまったんです。
(2)経験から言える根拠
①欠けた部分が、夫婦生活の全てじゃない
生活力があるかないかって、夫婦生活に大きく影響してきますよね?共働きの夫婦なんかは特に、自分が仕事で家事ができないときに、パートナーにやってもらったりできます。専業主婦の方でも、全ての家事をやっている人もいると思います。でも、私は、家にいるからと言って、全部の家事を四六時中やる必要はないと、考えています。それなのに、自分ばかり家事をやっていると
不公平な感覚になる
時がありませんか?
ものすごくわかります。私はずっと不公平な感覚を抱えて生きてきましたwでもある時思ったんですよね。その不公平って
”家事のことだけ”にしか視点をあててない
って。
家事って、夫婦生活ではできてなんぼというか、今の時代は女性が男性がとかは関係ないですよね。他の記事でも書いてますが、家事はその家に住んでいる人だったら、誰がやってもいいことだと思うんです。もちろんできた方がいいです。全くやっていない人の味方をするつもりもありません。ただ
夫婦生活って、家事をやるやらないだけが問題じゃない
んです。
私の場合、家事ですが、人それぞれ”もっとこうしてほしい”と思う部分って違いますよね。そこだけが夫婦生活を成立させてる部分じゃないということです。
ただ、産後は旦那さんの家事のサポートは必須だと思っています。それに関する記事はこちら↓
②相手に満たされている部分を見つける
あなたの旦那さん奥さんのことをよく思い出してみてください。
♥家事をやらない・できなくても…
- とーーーーーーーーーーーーっても優しい。常にレディーファーストで私一番に考えてくれる。
- めちゃくちゃ子供大好き。他人の子供の遊び相手も得意。育児は毎日ニコニコでやる。
- とにかく面白い。毎日笑わせてくれて飽きずに過ごせる。
私の場合は家事ですが、あなた自身が思うパートナーの欠けているなと思う部分以外で、尊敬できることはないですか?
そこに視点を向けることが大切です。
上記した習熟度評価で言うと、欠けている「家事スキル」ではなく「優しさ」や「育児スキル」など、その人の良い評価の項目に注目するということです。
嫌な部分をずっと見てても、正直面白くないんですよ。毎日つまらないです。だったら、相手の良い所を見て「あ、この人はこういう良い所があったな。私にはない尊敬できる所だったな。」って思えた方が
人生100倍楽しいです。
②視点を変えるとどうなるか
- 嫌な部分が気にならなくなる
- 例え嫌な部分を見てイライラしたとしても、以前より落ち着いて過ごせる
- 自分の心持ちがかなり楽になる
本当に不思議なんですが、私の場合は、旦那の家事や生活力以外のことに目を向けるだけで、自分の気持ちが楽になりました。
旦那が使ったティッシュのクズや、飲み終えたペットボトルがインテリアの様に並べられても、気にならなくなったんですw(←いや気にしろw)今まではめちゃくちゃ気になってたんですよ。でも
自分の視点を変える、考え方を変える
ことで、旦那の良い部分に目がいくようになり、嫌な部分は気にならなくなりました。例えティッシュがそのままになっていようと、ペットボトルがインテリアと化していようとw、イライラすることなく片付けている私がいました。
この心境の変化ってすごいと思うんです。(自分で言うなw)何でこんなことになったのか。正直に言いますね。その一番の理由は
夫婦関係をもっと良くしたかったから
です。
④自分が将来どうなりたいかが重要
プロフィールにもあるように、このままだとつまらない老後を送るんだろうなと感じていました。離婚を考えていた時期もありました。もしかしたら熟年離婚になるかもな…なんて思っていました。でも
一人の老後を考えた時、寂しくなってしまった
んですよね。私は実母と距離を置いています、義母とも関係がうまくいかず、今ではほとんど連絡を取っていません。「実母とも義母ともうまくいかないって、私が悪いのかな…」なんて考える時もありました。でも二人との深い関わりはもうないなと思っています。となると、自分が年老いてから頼れるのは旦那だけなんですよね。今まで色々あったけど、好きで結婚した人。自分から旦那への気持ちをなくしてしまう前に何かできることがあるんじゃないかと思いました。
もちろん、離婚するのが最善の選択という方もいるでしょう。そう思う人の考えを否定するつもりはありませんし、離れた方がいい場合もあります。でも私は、離婚をする前に
旦那と新たな関係性を築きたかった、それにチャレンジしたかった。
その余地があったから行動に移しました。
4.自分達夫婦の関係を諦めないで
今や3組に1組は離婚する時代です。色々な夫婦がいます。その分だけ色々な問題があるんだろうなと思っています。本当に大変な問題を抱える夫婦に比べたら、自分達夫婦が抱える問題なんて、問題の内に入らないだろうなと感じている人もいるでしょう。でもそれって比べられないものなんです。「もうダメだ…」と思う前に、もう一度考えてみてください。
なんでその人と結婚しようと思ったのか
結婚すると相手のことがわかってきます。特に嫌な部分なんかは目につきやすいです。でもあなたが見ているのはそこだけですか?
満月はまん丸だから綺麗に見えるんでしょうか。
よくよく見ると欠けている部分があり、そのお陰でまん丸の綺麗な形に見えているのかもしれない。
欠けている部分が光に反射して、綺麗に見えているのかもしれない。
周りの闇があるから、より綺麗に見えるのかもしれない。
それが本来の”円満”につながると思います。
私と同じ境遇の方が、よりよい夫婦関係を築けることを、心から願っています。
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