大好きな人との赤ちゃんがお腹の中にいる。これって本当に嬉しいことですし、幸せなことですよね。でもそれだけで済まないのが、妊娠です。
♥こんな人に読んでほしい
- 妊娠してから夫の態度が冷たくなった
- 妊娠して幸せなはずなのに旦那にイライラする
- ただただ体がしんどい
幸せを感じているはずなのに、夫への感情の持ち方が今までと違うと感じていませんか?この記事では、そんな気持ちの原因と、解決法を紹介していきます。また、旦那さんに理解してほしいと思うことも書いてありますので、ぜひ夫婦で共有してほしいと思います。
妊娠をすると、体が大きく変化します。つわりがあったり、体重が増えていったりという負担ばかりでなく、夫への感情も自分の気持ちも、大きく影響を受けます。仕方のないことと思っていても、夫に当たってしまったり、自分を責めてしまったりしますよね。
でも、そういう壁にぶち当たるということは、前進している証拠なんですよ。その壁を旦那さんと共有しましょう。あなたが見ている壁は、きちんと見せないと旦那さんには見えない物です。
同じ壁を見て、一緒にぶち壊す
ことが大切です。自分一人で抱えて辛い、旦那さんが何もわかってくれないという人は、まずは自分が見ている壁を、きちんと見せることから始めてみてください。
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1.つわり
つわりの症状は人様々。全くないという人もいれば、分娩台に上がってからも吐いてたという人もいます。こればかりは、人によって違うので、自分が妊娠したらどうなるかわからないこと。また、二人、三人と産んでいる人は、その子によってつわりの酷さも違ったなんて人もいます。私もその一人です。つわりが酷くても、それをなかなか他の人に理解してもらうっのって難しいんですよね。
(1)病気じゃないから辛い
「つわりが酷くても病気じゃないからね」 「病気じゃないから動けるでしょ?」
って言われたことありませんか?とても冷たい言葉でショックを受けますよね。でもよく考えてください。
病気じゃないから辛い
んだと思いません?もちろん、重い病気で入院している人がたくさんいるのもわかってます。望んでも妊娠できない人がいるのも重々承知です。
でも、つわりが酷くても、赤ちゃんに影響があるからと薬も飲めない。重度悪阻になると入院する人もいて、つわりが酷すぎて母体が危険だからと、泣く泣く赤ちゃんを諦める人もいるんです。だから辛いんですよ。
「つわりでしんどいとか甘えなのかな?」 「もっと酷い人は酷いんだろうな」
こう思って、自分に負い目を感じ、夫に助けを求められないという人もいます。それが歪みとなり、後々の夫婦関係に影響が出る可能性もあります。
はっきり言いますが、そんなことは思う必要はないです。
自分が辛いと思ったら辛い
んです。自分の辛さは、周りと比べられないものなんです。迷わず周りの人の助けを借りてください。
(2)夫に自分の体の状態をきちんと説明しておく
体の状態を伝えることの一番のメリットは
してほしいサポートをしてもらえる
ということです。
♥伝えておくべきこと
- 食べられるものの種類
- 家事はどこまでできるか
- どこまでサポートをしてほしいか
また、これらを伝えることで、奥さんだけでなく旦那さんにもメリットがあります。それは
サポートのしやすさが格段に違う
ということです。
してほしいことって伝えないとわからない部分もあります。それって妊娠中じゃなくてもそうですよね。きちんと伝えることで、一人で抱えていた辛さの軽減にもなりますし、きちんと伝えてくれたことに対して”嬉しい”と思う旦那さんも中にはいると思います。それが、夫婦関係にも良い影響を与えてくれるのではないでしょうか。
稀に「妻のつわりが酷いアピールがうざい」と思う人もいます。サポートする側の旦那さんの言葉とは思えないですけどね。でも、もしかしたらそう言う人の中には
奥さんの体の状態がよくわかっていなかった
という人もいるかもしれません。説明がなくても、察してほしい部分はたくさんありますが、言わないとわからない旦那さんもたくさんいるのが現実です。”うざい”など言われないためにも、説明するに越したことはないと思います。
もしかしたら、旦那育てが足りなかったかも?と思う人もいるかもしれません。妊娠中の今この時期でいっぱいいっぱいなのに、旦那育てなんかしたくないと思う気持ちもわかります。でも、「うちの旦那はなんかなぁ…」と感じている人は、旦那さんへのアプローチを少し変えてもいいかもしれません↓
2.ホルモンバランスの変化
妊娠中は、体重増加や肌荒れ、抜け毛などで悩む人も多いと思います。ただ、妊娠は、そういった目に見えて分かる変化ばかりではないですよね。
「なんか気持ちが沈む」 「自然に涙が出る」
こういった気持ちの変化も、妊娠中の多くの人に見られます。これは、妊娠したことによるホルモンバランスの変化によって引き起こされるものです。
(1)自分だけと悲観しないで
こういった気持ちになると、「自分だけ」と思ってしまう人がほとんどです。周りの妊婦さんがキラキラして見えて、どんどん悲観的になるんですよね。わかります。私は3人出産してますが、どの妊娠でも気持ちの落ち込みはありました。
でもそれって当たり前のことなんです。妊娠中はホルモンバランスが崩れて、ちょっとしたことでもイライラするし、悲しくなったりするんです。それを知らずに妊娠生活を送っている人もいます。だから自分を責めたり、周りと比べたりしてしまうんです。
妊娠には気持ちの落ち込みは付きもの
です。みんな表に出してないだけで、誰もが経験していることと思ってください。それくらい気持ちを楽にして過ごしましょう。
(2)イライラは旦那じゃないものにぶつけて
「旦那にしか当たれないんだから、当たったっていいじゃん」と思ってる人もいるかもしれません。最近は、それを受け止めるのが旦那の役割という考えもありますよね。でも、私は違うと思うんです。
♥旦那以外にイライラをぶつけたほうがいい理由
- 当たってしまったことを旦那に責められる
- イライラを受け止めてくれなかったときの「どうして?」が悪い記憶としてずっと残る
- 旦那が応えてくれなかったときの喪失感がひどい
上記したように
結局は当たってしまった後、酷ければ一生、自分が嫌な思いをするから
です。これは私の経験で言えることです。
私は妊娠中、イライラを旦那にぶつけていました。旦那はそれに対して何も言わなかったですが、これといってサポートしてくれることもありませんでした。元からあまりそういう理解がないタイプなので、伝えたことでサポートしてくれたかはわかりませんが、”伝えておけばよかったな…”という後悔はなかったはずです。辛いこともイライラも、全部受け止めてサポートしてほしいのはわかります。わかりますが、全ての旦那さんがそれを理解できるわけではありません。(旦那さんたちを否定しているわけではありません)
旦那さんって、よほど勉強した人じゃないと、そういう体の変化があるって知らないですよね。だから、奥さんがイライラして旦那さんに当たることが増えて
「え?なんでなんで?俺なんか悪いことした?」
と思う回数も必然的に増えます。それが重なり、そういったことが”奥さんへの気持ちが冷める引き金になった”となる人が出てくるんだと思います。
♥イライラ解消法
- イライラしたら、旦那にぶつける前に深呼吸
- 自分の好きなものにイライラの熱量をぶつける
- 自分時間をゆったり過ごす
私の場合ですが。一日中、トイレとベッドの往復のみの、つわりが酷い時期。旦那からのサポートもほとんどなく、イライラしていました。そんなイライラ時期を乗り越えたのが、映画やドラマ見放題です。結局見てはトイレに行って、また見てはトイレに行ってを繰り返していたのですが、自分の好きな映画やドラマを見ることで、少しは気分が晴れたかなと思ってます。
けっこう効くのは、旦那へのイライラ爆発の前の深呼吸です。深呼吸して10秒待ってみてください。イライラ度が減りますw
妊娠中に、奥さんが旦那さんにイライラをぶつけることで、夫婦間が冷めたという話も聞きます。関係が壊れてしまうと、取り戻すのに時間がかかります。そうなる前に、少しでも思いやりをもった接し方ができるといいなと思います。お互いの気持ちの取り戻し方はこちら↓
3.親としての心構え
女性は、妊娠すると体や気持ちに変化があります。また、胎動を感じたりすることで”本当に赤ちゃんができたんだ”という実感が湧きますよね。嬉しいはずなのに…なぜかそれに違和感を感じる人もいませんか?
(1)母性と父性のギャップ
妊娠すると、女性はお腹の赤ちゃんのことを考えた生活をしますよね。なるべく体に負担がかからないように、自然にそういった考えになっていきますし、妊娠した瞬間から母性が芽生えます。
でも男性ってどうですか?
奥さんの妊娠中に、自分の生活が大きく変わったという人いますか?ほとんどいないと思うんです。その大きな原因は
男性自身が妊娠を経験するわけじゃないから
です。奥さんがつわりで苦しんでても、お腹が大きくなっても自分の身に起きてることじゃないから、どこか他人事なんですよ。妊娠中、奥さんはすでに母性が芽生えて、お腹の赤ちゃん第一に考えてるのに、旦那さんは今までと変わらない。そういった
『妊娠中の母性と父性のギャップ』
が、上記した夫婦間の”違和感”につながるわけです。
(2)妊娠中から父性の芽生えを
上記したように、男性は妊娠できません。だからと言って、父性は後から芽生えてくるなんて言ってていいんですか?女性は妊娠することで母性が芽生えるなら、男性は
別の方法で父性を芽生えさせればいい
と思うんです。
♥旦那さんにできること
- 奥さんの体や気持ちの変化に敏感になる
- 奥さんの辛いことは全部は理解できないけど、辛いことを少なくしてあげる行動をする
- 育児のことを学ぶ
- 妊娠中は何が起こるかわからない。常に奥さんとお腹の赤ちゃんを第一に考える
妊娠中は、女性の体に色々な変化があり大変な時期です。でも本当に大変なのは出産してからなんです。妊娠はそれに向けての気持ちの準備段階です。それもわからず、妊娠中の奥さんの気持ちや体を蔑ろにして、普段と変わらないような生活を送っている旦那さんが多過ぎます。
「毎日仕事をして疲れているから、自分のことで精一杯」 「つわりやお腹が大きくて苦しいのもわかる。でも子供が産まれたら自由な時間がなくなるから、今だけちょっと好きにさせて」
こう思っている旦那さんいると思います。
でも、よく考えてください。奥さんは自分のこととか、今だけとか関係なく、無事に出産するまで赤ちゃんを守ってるんです。
仕事や自分の時間なんかより、奥さんの体とお腹の赤ちゃんを大切にできないような男は、その段階でアウト
です。
自分の時間を全部、奥さんとお腹の赤ちゃんに捧げろと言うわけではありません。一人の時間や趣味を楽しむ時間も必要です。でも
何をするにも、奥さんとお腹の赤ちゃんのことを考えて行動する
ことはできるはずです。旦那さんがいなければ、子供は授かれません。でも産むのは奥さんなんです。父性をなかなか実感できないという人は、奥さんの体を大切に思うことから始めてください。それが良い父性に繋がるはずです。
子育ては、夫婦の関係性に大きな影響を与えます。そちらも合わせて知りたいという方は、こちらも読んでみてください↓
4.親である前に夫婦
「親になるんだから」と自分の感情に蓋をしている人もいるかもしれません。体が辛くてもついつい耐えてしまったり無理したりするのもわかります。でもそういった壁って、一人で乗り越えるには時間がかかりませんか?
私は、妊娠中は、一人じゃなくて夫婦で乗り越えるべき壁のほうが多いと思うんです。耐えるばかりではなく
- 辛いことは辛いと言う
- 遠慮なくサポートしてもらう
- いつも以上に奥さんを気遣う
ことも、乗り越える方法の一つです。また、
そういった時にきちんと言葉にして、態度で示して、頼れる・支えられるのが夫婦
だと思います。女性の体や気持ちの変化が著しい妊娠中に、それができるかできないかで、産後の夫婦関係にも影響が出てくるのではないでしょうか。
「妊娠中、旦那が何もしてくれなかった」「妻のつわりアピールがうざい」と嘆く前に、まずは自分から
きちんとしたアプローチや頼り方
をしてみましょう。嘆くのはそれからでも遅くはないです。ご夫婦共に、素敵な妊娠生活を送れることを祈っています。
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